FAQ
事業コンセプト
- 製品別メンテナンス法の構築までされているようですが、どのような製品が該当しますか?
- 建材メーカーが開発する一般向けから特殊用途のフローリングに始まり、そこから派生する関連資材を施工した後のメンテナンス方法や特殊ケースでの補修方法まで、建材メーカー、ハウスメーカー、マンションデベロッパー、ゼネコンから依頼内容に応じて床に限らず幅広く対応しています。
- シックハウス対策は、どのような手順を踏んで行いますか?
- 問題が発生した現場や悩みを抱えていらっしゃる方の症状によるため一概には言えませんが、基本的には症状/現象の把握→疑いがある室内の空気質分析→見えない空気の「見える化」を行い原因の仮説立てと究明→考え得る解決策の提案と実行→効果検証という流れで対応させていただきます。
- 「各種分析受託」とありますが、どのような分析をされるのでしょうか?
- 大型楽器や家具、開発途上の家電製品など、主に材料分析を中心に行政や民間より受託してきました。また、健康被害を心配されるお客様から検討しているワックスやコーティングをお預かりし、液体そのものや床材に塗った状態で室内に与える影響を提携大学や研究機関と協力し、検証するようなケースもございます。
住環境測定/住環境改善コンサルティング
- 自社で建築されたシックハウス対策住宅の室内空気質測定結果を教えてください。
- 竣工時に任意で1室を選び3箇所(LDK、洋室1、洋室2)にて測定し、最高で91.7μg/㎥、最低で52.5μg/㎥というTVOC値を確認できました。
- シックハウス対策建築コンサルティングの実績はありますか?
- 規模などを問わないのでしたら一定の件数がありますが、某マンションデベロッパーより依頼を受け、建材・資材の分析から選定、工事前の建築業者への施工上の注意点レクチャーから作業の定期チェックと改善指導、完成後の空気質調査、入居者への事前説明までを一貫して対応した大型プロジェクトの実績もございます。
- 測定可能な分析サービスの中に、液体分析(ワックス・コーティング)と記載がありますが、お願いするとしたらいくらぐらいするものでしょうか?
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試験方法や検体数・その他要因(弊社の研究活動に参考になる等)で変わるため一概に申し上げることはできません。まずは、気軽にお問合せください。
※試験を承る際、液剤はお客様にてご用意いただく必要があります。
- F☆☆☆☆と謳われているコーティングを選べば健康に与える影響って、そんなに気にする必要はないように思うのですが…?
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F☆☆☆☆はホルムアルデヒドの放散速度が一定基準以下である製品に付される等級ですが、膨大な数の化学物質に囲まれて生活する現状を鑑みると、TVOC(総揮発性有機化合物)値で判断することが、一層の安全・安心につながるものと考えています。
しかし、残念ながらTVOC値までを公開している製品はございませんので、心配でしたら弊社にて試験を承ることも可能です(液剤はお客様にてご用意いただく必要があります)。
- F☆☆☆☆を謳っているワックスやコーティングでも安全とは言えない製品があるということでしょうか?
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以前、似たような質問をいただき、コーティングやワックスをお預かりして調べた事例があります。
溶剤系コーティングを測定した際には、確かにホルムアルデヒドはF☆☆☆☆基準を満たしていたものの、トルエンやTVOC(15,300μg/㎥・h ※合板塗布1日後)と高い値が検出されたことに驚かされた実例があります。
また、溶剤系コーティングに比し安全とのイメージがある水性コーティングやワックスについても、液状で約700μg/㎥・h あったTVOC値が塗布後に約4,000~7,000μg/㎥・h まで上昇する事例も確認しています。
こうした点を鑑みると、自社で研究設備を有しながら安全性を検証することの重要性をご理解いただけると思います。弊社は、自社で分析設備を有し機能性はもちろんながら、安全性を最重要基準として開発に取り組んでいます。
- 分析/コンサルティングをお願いしたいのですが、どうすればいいですか?
- お問合せフォームで「一般的なお問合せ」か「コンサルティングのご依頼」を選択し、まずは概要(分析対象や個数、お悩みなど)をお知らせください。後日担当よりご連絡差し上げます。
化学物質吸着型空気清浄機
- 数々の改善実績があるようですが、客観的に改善できたと判断できる情報はありますか?
- 大規模シックスクール問題に発展したケースで空気清浄機を設置し、設置前後の室内環境調査を行い効果測定を行ったところ、TVOC値が最大で設置前の4%にまで減衰しVOC低減対策として非常に有効であることが第三者レポートで認められた事例がございます。
- 空気清浄機をリースする場合、自宅に宅急便で送られてくるようですが、重くて設置できないということはないでしょうか?
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B350型(幅1.2m/重量55kg)、B250型(幅90cm/重量41kg)といずれも大きく重いため、設置には男性2人いることが望ましいです。
その条件を揃えることができない場合は、宅配業者に設置まで支援いただく手配も行いますので、心配な場合はその旨お申し出ください(追加料金が必要になる場合がございます。予めご了承ください)。
製品開発
- 建材メーカー別専用ワックスは、「ワックスフリー」と書かれているフローリングにも塗れますか?
- 施工可能です。ただし「ワックスフリー」は、それだけで高い耐久性を有していることから「塗っても塗らなくてもよい」フローリングです。ワックスを塗ることで、保護効果が増すことは事実ですので、お客様にてご判断ください。施工をご希望の際は、お問合せいただければ、しっかりとした技術を有する施工店を紹介させていただきます。
- 建材メーカー別専用ワックスは、個人でも購入できますか?
- お客様宅に敷設されたフローリングが共同開発している建材メーカーのものでしたら各建材メーカーから購入可能です。適合する建材メーカーのものか判断が必要になりますので、まずは気軽にお問合せください。
- 近々入居するにあたり、オプションとしてコーティングを提案されているのですが…?
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弊社としては推奨できません。突板フローリングやシートフローリング(マンションでの採用が多い)のいずれであっても、建材メーカーの工場で耐久性・防汚性に優れた表面塗装加工が為されていますから、そのままご使用いただける仕様になっています。また、シートフローリングに関しては、溶剤によっては表面のフィルムを溶かす恐れもあるため、そもそも施工すべきではないことがお分かりいただけるはずです。
また、コーティング(溶剤系/水溶性)は、耐久性(数十年保証など)に重点を置く傾向から塗膜の硬さを訴求される製品が多いようですが、フローリングの仕様変更に適応しきれていないことから密着不良や膨れを起こしたり、不具合が生じても剥離ができずフローリングごと全面張替えせねばならない事態に至るなど、数々の問題が報告されています。
こうした問題が起こる背景には、塗る対象となる床材を製造する建材メーカーと技術情報を共有しながらの開発が為されていないことや、インテリア会社などの取扱い会社がコーティングや業者選定の際に十分な確認を行わないまま採用している実態があると考えています。お客様には、慎重な判断をお薦めします。
疑問やご不明な点がございましたら、気軽にお問合せください。
床のお手入れ
- 床によっては洗剤でも膨らむと書かれていますが、普段のお手入れはどうすればいいのでしょうか?
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(弊社が推奨するワックスが施工された場合、もしくはシートフロアで何も塗られていない状態を前提とした場合)通常は雑巾(化学雑巾は除く)による乾拭きや掃除機がけを定期的に行うことで十分です。乾拭きで取れない汚れがある場合は、きれいな水に雑巾を浸して固く絞ってから水拭きをしてください。水拭きでも除去できない汚れがある場合は、中性洗剤を70~100倍(弱アルカリ性の場合は100~120倍)に水で希釈し、雑巾を浸して固く絞った状態でクリーナー拭きをしてください。クリーナー拭きの後は、水に浸して固く絞った別の雑巾で床に残った洗剤成分をしっかり拭き取ることも忘れずに行ってください。
※前提条件以外の床のお手入れについては、気軽にお問合せください。
- ワックス塗替えの時期になったので、ホームセンターでワックスをはがすための洗剤のようなものを買ったのですが、これで剥がして上から新しいワックスを塗ればいいのでしょうか?
- そうした製品はアルカリ性のものがほとんどのようです。フローリングの特性を鑑みると、取扱説明書にしたがって作業を行っても溝から内部に浸透し変色や膨れなどの不具合を生じる可能性が大変高く、キレイにするはずの床の美観を損なうことになりかねませんので慎重な作業が必要です。尚、専用ワックスは、市販の合成中性洗剤で除去することが出来るため、剥がす際のリスクを低減しています。心配でしたら、作業をされる前に当社まで気軽にお問合せください。
- 個人でのワックス塗替えにはリスクがあるようですが、ハウスクリーニング業者に任せれば大丈夫でしょうか?
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別なページでも触れているように、日進月歩で変化するフローリングの仕様を正しく把握せずに旧態依然とした作業で問題を起こす事例が報告されています。また、コーティング業者やハウスクリーニング業者は剥離効果の高い(=刺激性の強い)剥離剤を用いる傾向が高く、工法を誤って目地から内部に浸透した剥離成分やフローリングなどの木質成分との二次変化によって発生する物質が長期に渡り室内に充満し、深刻な健康被害に発展するケースも散見されます。
ハウスクリーニング業者だからと安心して任せっきりにはせず、技術や裏付けとなる根拠を開示できると共に、万が一のケースへの対策までも用意できる業者であるかを予めご確認ください。
疑問点や専門業者の紹介をご希望の場合は、お気軽にお問合せください。
- 半年に1度ワックスを塗っているのですが、黒ずんだり塗りムラができるのですが…?
- キレイにしたつもりでも表面は汚れています。そこに重ね塗りすることで汚れを閉じ込め、また一定期間経過したら上から塗って汚れを閉じ込めるを繰り返すことで黒ずむ事例があります。また、一部剥がれたようなところも気にせず上から重ね塗りすることで塗りムラが目立つようなケースもございます。本来は一度古いワックスを剥がしてから新たに塗ることが望ましいのですが、先述のとおり安易にワックス剥がし製品を使われるのはリスクが伴います。黒ずみや塗りムラの原因も一度確認してから対応を検討することが望ましいので、まずはお問合せください。
- お手入れの際、雑巾ではなくモップでも構いませんか?
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モップ部分が着脱可能で固く絞れる仕様のものでしたら使用可能ですが、糸モップのように水分吸収量が多く固く絞ることが難しいものは推奨できません。
本質的には水を嫌うフローリングに、必要以上の量の水で影響を与えることになります。
- 化学雑巾/モップは、ドライタイプでも使用を避けるべきでしょうか?
- 使用をお控えください。含有されている化学薬品が床表面に残り、滑りやすくなったり、シミ・変色・汚れ付着などの原因となります。化学薬品を含有しないものでしたら、ご使用になれます。